こんにちは今津公園前の まほし針灸整骨院 です。
秋も深まってきましたね。
キンモクセイの香りが良い季節になりました。
かなり間が空いてしまいましたが、今回は前々回の続きです。
前々回のブログ記事はこちら
前回は水を抜いても根本的な治療にはなりませんよ、と書きました。
今回は水を抜いてはいけない理由です。
過剰に分泌された関節液は
関節の炎症を抑える
関節を安定性させる
という作用があります。
前回のブログでも書きましたが、水は炎症を抑える為に分泌された関節液なので、
抜いても炎症が収まらない限り過剰に分泌され続けます。
抜くことよりも炎症を抑える治療のほうが大切です。
加齢などにより起こった関節の炎症の場合、関節を支える筋肉は正常に機能していません。
筋肉は関節を安定させるために働きますが、
正常に機能していない筋肉では関節は安定しないので、
関節液を過剰に分泌させて関節内圧を高め、一時的に安定させようとします。
長期にわたってこの状態が続き、骨を増殖させて安定させた結果が関節の変形です。
この場合は、水を抜くと関節は不安定になってしまいますが、
筋肉を正常に機能させてあげれば、水はたまる必要がないので自然と吸収されていくのです。
太ももの筋肉をつけなさいとよく言われていますが、
筋肉量が増えても正常に機能しなければ良い効果は得られません。
これらが当院の考える水を抜いてはいけない理由です。
ただし、すべての症状で抜いてはいけないわけではありません。
スポーツ障害や、事故で骨折や靭帯損傷が疑われる場合や、
リュウマチなどの病変が疑われる場合は水を抜いて検査することも必要です。
大切なのは、現在の状態を見極めて適切な処置を行うことです。
長期間膝の痛みでお悩みの方は、一度ご相談ください。
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